子ども向けバレーボール練習(8〜12歳)
8〜12歳の子どもは、列に並んで待つよりも、小さなゲームをすることで最もよくバレーボールを覚えます。短いコートで1対1、2対2、3対3のゲームを行い、ボールのコントロールが難しければキャッチとスローから始め、どのスキルもチャレンジや得点にしましょう。軽い子ども用のボールと低いネットを使うと、ずっと成功しやすくなります。
- 対象年齢
- 8〜12歳
- おすすめの形式
- 2対2または3対3
- 理想の待ち時間
- 1分未満
- 子ども用ネットの高さ
- 各競技団体が定めます。例:USA Volleyball(アメリカ):10歳以下:女子1.98 m、男子2.13 m/11〜12歳:2.13 m
練習を選ぶ
| ねらい | 練習 | 人数 | レベル | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| ウォームアップ、動く場所を覚える | 1. キャッチ&スローの1対1 | ミニコート1面に2人 | 初心者 | 5〜8分 |
| ゆっくり簡単なタッチでウォームアップ | 2. 風船やビーチボールのラリー | 少人数のグループ | 初心者 | 5分 |
| ターゲットへのパス | 3. パス&キャッチのターゲットゲーム | 1グループ3人 | 初心者 | 8〜10分 |
| サーブ | 4. 宝物を狙え | 何人でも | 初心者 | 8〜10分 |
| 本物のラリー | 5. クイーン・オブ・ザ・コート(2対2) | 6人以上 | 初心者 | 15〜20分 |
| チームワーク | 6. 協力ラリーカウント | 2チーム | 初心者 | 5分 |
子ども向け45分練習の例
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 0:00–0:05 | 動きのあるゲームでウォームアップ(鬼ごっこ、サイドステップを使ったリレー) |
| 0:05–0:10 | ゲーム1:キャッチ&スローの1対1(年下のグループはゲーム2:風船のラリー) |
| 0:10–0:18 | ゲーム3:パス&キャッチのターゲットゲーム |
| 0:18–0:20 | 給水タイム |
| 0:20–0:28 | ゲーム4:宝物を狙え |
| 0:28–0:43 | ゲーム5:クイーン・オブ・ザ・コート(2対2) |
| 0:43–0:45 | クールダウンと、一人ひとりがよくできたことを一つ |
時間に余裕があれば、クールダウンの前にゲーム6の協力ラリーカウントを加えましょう。
子どもがバレーボールを最もよく覚える方法
- 少人数のゲーム。USA Volleyballなどの子ども向け指導ガイドでは、子ども一人ひとりがずっと多くボールに触れられるよう、低年齢の選手には1対1、2対2などのゲームをたくさん行い、6対6は年齢が上の選手まで取っておくことを勧めています。
- 短い列、たくさんのボール。ボール1個につき子ども2〜3人が目安です。
- 必要ならまずキャッチ。キャッチとスローを認めると、どこに動けばよいかを覚えている間もラリーが続きます。キャッチを一つずつ本当のタッチに置き換えていきましょう。
- 体に合った用具。腕への負担が少ない軽い子ども用(「ライト」)のボールと低いネットを使うと、子どもは良いフォームでプレーしやすくなります。子ども向けのネットの高さはコートの寸法を、ボールについてはボールをご覧ください。ジュニア向けの規則は国によって異なるため、ご自分の国の競技団体の規則を確認してください。
- ゲームにする。得点、チャレンジ、「自己記録を破ろう」といった目標があると、子どもは夢中になります。
8〜12歳向けのゲーム形式の練習
1. キャッチ&スローの1対1(ウォームアップ、5〜8分)
低いネットやロープをはさみ、小さなコート(片側の幅約3 m)で2人の子どもが向かい合います。トスのように、額の上から両手でボールを相手コートへ投げます。相手はボールをキャッチし、キャッチした場所から投げ返します。ボールがコートに落ちたら1点です。発展:キャッチは額の高さで行う、次にキャッチの代わりにトスで返す。
2人が低いネットをはさんで向かい合います。コートは片側の幅が約3 mの小さなコートです。
AとB = 2人の選手。コートは横向きに描いてあり、中央がネットです。
- Aはトスのように、額の上から両手でネット越しにボールを投げます。Bはボールの所へ動きます。
- Bは額の高さでキャッチします。
- Bはキャッチした場所から投げ返します。コート内に落ちたので1点です。
2. 風船やビーチボールのラリー(ウォームアップ、5分)
少人数のグループで、まず前腕だけ、次に手だけを使って風船やビーチボールを落とさないように続けます。グループの最高連続回数を数えましょう。ゆっくりしたボールなら、年下の子どもでも足を動かす時間があります。ルール、指導のキーワード、安全の詳細はキープ・イット・アップをご覧ください。
3. パス&キャッチのターゲットゲーム(パス、8〜10分)
3人1組で、1人が下手でボールを投げ、1人がパスし、1人がネット近く(ゾーン2と3の間)に置いたフラフープの中に立ってターゲットになります。ターゲットがフープから出ずにパスをキャッチできたら、パスした子に1点です。5球ごとに交代します。コート全体を使う形はバタフライパスをご覧ください。
4. 宝物を狙え(サーブ、8〜10分)
相手コートにタオルやフラフープ(「宝物」)を散らして置きます。子どもは届く位置、たいていはエンドラインから数歩内側からサーブします。宝物に当たれば1点です。コートに入ったサーブなら、次の番で一歩下がってサーブできます。次のサーブが難しくなる「レベルアップ」です。ターゲットサーブをご覧ください。
5. クイーン(キング)・オブ・ザ・コートの2対2(ゲーム、15〜20分)
短いコートで、2人1組のチームでクイーン・オブ・ザ・コートを行います。ラリーが短すぎる場合は、片側につき1回のキャッチを認めましょう。
6. 協力ラリーカウント(チーム、5分)
ネットをはさんだ2チームが協力して、ボールをネット越しにつなぎ続けます。ラリーの回数を数え、新しいラウンドのたびに記録更新を目指します。
安全
グループ同士がぶつからないようにミニコートの間隔をあけ、毎回のゲームの前に床に転がったボールを片付けましょう。給水タイムはこまめに取ります。膝サポーターを着けて、やり方を教わった選手以外は、飛び込んだり床に倒れ込んだりしないようにしましょう。
健康に関する注意: これは一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。若い選手は資格のあるコーチの指導のもとでトレーニングし、痛みやけがのある人は医師または理学療法士に相談してください。
このグループの練習の選び方と進め方
- ゲームが続くものを選ぶ。1回触れただけでラリーが止まるなら、キャッチ、風船やビーチボール、または小さめのコートを使いましょう。子どもたちが楽にボールをつなげられるなら、キャッチを1回分、本当のタッチに置き換えます。
- 変えるのは一度に一つだけ。風船からジュニア用ボールへ、キャッチから本当のタッチへ、より広いコートへ、またはサーブの位置を一歩後ろへ。ただし、1段階で変えるのはこのうち一つだけにします。
- つなげられるボールかを見る。子どもがボールに触れたかどうかではなく、仲間がキャッチしたりプレーしたりできるボールになったときに成功と数えます。
- グループの大半が成功して楽しめていたら先へ進み、ゲームでいらいらし始めたら一段階戻す。到達すべき決まった数字はありません。同じ年齢の子どもでも成長のペースはそれぞれなので、目の前のグループを見て判断しましょう。
保護者やボランティアコーチへのアドバイス
- 練習は45〜60分にし、給水タイムを多く取りましょう。一つひとつの活動を短くし、こまめに切り替えましょう。
- 結果と同じくらい、努力や良い動きをほめましょう。
- 動きのあるゲーム(鬼ごっこ、サイドステップを使ったリレー)で短く楽しいウォームアップから始め、毎回の練習はゲームで終えましょう。ウォームアップをご覧ください。
動画:10〜13歳向けのジュニア練習
動画:YouTubeのFront Range Volleyball Club。Learn Volleyはこのチャンネルとは提携していません。
深掘り:少人数のゲームが効果的な理由
6対6のゲームでは、1人がボールに触れている間、ほかの選手は見ているだけです。2対2なら、子どもはほぼすべてのラリーに関わります。パスをしたり、トスをしたり、次のボールに備えたりします。ボールに触れる回数が増えれば練習量も増え、コートが小さければボールに届くことも多くなるので、子どもはより多く成功を体験できます。
小さなゲームでは、ボールがどこへ行くか、どこに立つべきかといった試合を読む力も身につきます。これは列に並んで行う練習では学べません。
よくある質問
子どもは何歳からバレーボールを始められますか?
決まった年齢はありません。ボールを投げてキャッチできるようになれば、軽いボールと低いネットを使って、キャッチ&スローや小さなゲームから始められます。