6-2システム
6-2はセッターを2人使います。後衛にいる方がトスを上げ、前衛のセッターはオポジットとしてプレーします。前衛からトスを上げるミドルブロッカーありの4-2と違い、どのローテーションでもネット際に3人のアタッカーが揃います。下でローテーションを選ぶと、各選手がどこからスタートし、どう動くかを確認できます。
やってみよう: コートは最初のレセプションのローテーションから始まります。サーブの行(自チームがサーブ)かレセプションの行(相手チームがサーブ)でローテーションを選びます。選手がスタート位置に着いたら(ポジション完了)、続けるを押してラリーを追いましょう。一時停止、再生、最初からで再生を操作できます。名前を編集を使うと選手の名前をコートに表示でき、名前はページのリンクに保存されます。下のボタン(またはコートをクリック)で、ゾーン番号(ネット沿いが4-3-2、後衛が5-6-1)の表示を切り替えられます。
6-2システムのインタラクティブなコート図です。チームには2人のセッター(S1とS2)、2人のミドルブロッカー(MB1とMB2)、2人のアウトサイドヒッター(OH1とOH2)、そしてリベロ(L)がいます。コートはレセプションから自動で始まります。上のサーブとレセプションのボタンでローテーションを選び、選手がスタート位置で止まったら「続ける」を押すと、ラリーが最後まで再生されます。「ゾーン番号を表示」ボタンで、コートの6つのゾーン—ネット沿いの4・3・2と後衛の5・6・1—にラベルを付けられます。
いま何が起きているか、その理由
ポジション完了
相手チームがサーブを打つところです。選手はレセプションの位置まで歩き、サーブの前に止まります。
選手がここへ動く理由
- ボール
- 相手のサーバーが、エンドラインの後ろからボールを打とうとしています。
- 動く理由
- サーブの瞬間、自チームはローテーション順に並んでいなければなりません(FIVBルール7.4)。後衛のセッター(青)は順番が許す位置から始めます。パサーの後ろの深い位置のこともあれば、前衛の仲間のすぐ後ろのこともあります。
- 攻撃する選手とカバーする選手
- パサー:アウトサイドヒッター2人とリベロ(L)。セッター2人と前衛のミドルブロッカーは、パスのコースから外れています。
コートの見方
- S セッター
- OH アウトサイドヒッター
- MB ミドルブロッカー
- L リベロ
コマの小さな数字は、このローテーションでのその選手のローテーション上のポジションです(4・3・2が前衛、5・6・1が後衛)。コマがコートの別の場所へ動いても、ラリーの間は変わりません。
- 青:このローテーションでトスを上げる後衛のセッター
- 青い縁取り:前衛でオポジットとして攻撃するもう一人のセッター(例外:レセプションS1₁とS2₁では、このアニメーションはレフトに残します)
- 濃い赤:リベロ
- 黒:その他の選手
- 緑(コートの横):リベロとの交代で、その時点でコートの外にいる選手(通常は後衛のミドルブロッカー。ミドルブロッカーがサーブを打つ間はリベロ自身)
ポジション・役割・場所
上のコートの各コマは、3つの別々のことで説明できます。この3つを分けて考えると、「なぜあの選手はあそこにいるの?」という疑問のほとんどが解けます。
- ローテーション上のポジション
- サーブ順の中でのその選手の場所で、コマの小さな数字で示されます(4・3・2が前衛、5・6・1が後衛)。次に誰がサーブを打つか、その選手が前衛と後衛のどちらとして扱われるか、ポジショナルフォールト(オーバーラップ)で誰と比べられるかが、これで決まります。変わるのはチームがローテーションするときだけで、サーブ権を取り返すたびに時計回りに1つずつ進みます。
- 役割
- その選手が専門に練習する仕事で、セッター(S)、アウトサイドヒッター(OH)、ミドルブロッカー(MB)、オポジット(OP)、リベロ(L)などがあります。このページの役割は「コートの見方」に載っています。役割はチームがローテーションしても変わりません。ローテーション上のポジションと組み合わさって、ラリーでその選手が何をするかが決まります。
- 今いる場所
- ラリーのこのフェーズで、コマが今いる場所です。サーブが打たれた後は選手は自分のコートのどこへでも動けるので、ローテーション上のポジションは同じでも、場所はどんどん変わります。
具体例: レセプション S11を表示します。S1には小さな1があります。ローテーション上のポジションは1、後衛ライトなので、S1は後衛の選手です。役割はセッターで、6-2では後衛のセッターがトスを上げるので、S1が青いコマです。場所:ポジション完了の時点で、S1はコートの奥の右隅、パスをするOH1(小さな2)の後ろで待ちます。サーブが打たれるとすぐ、S1はトスを上げるためにネットへ走ります。S2も役割はセッターですが、小さな4(前衛)なので、このローテーションではS2が攻撃します。役割とローテーション上のポジションの両方で、それぞれのセッターが何をするかが決まります。
ルール 記載したルールブックで定められていること。 チームの約束事 このチームが選んだやり方。ほかのチームは別のやり方を選ぶこともあります。 練習のキーワード 練習用に簡単にした指示。
ルール: サーブが打たれる瞬間、レシーブ側のチームはローテーション順に並んでいなければなりません。後衛の各選手は対応する前衛の選手と同じ位置かそれよりネットから遠くにいて、各列は左・中央・右の順に並び、その判定は床についている足の位置で行います。これを破るとポジショナルフォールト(位置の反則)になり、相手に1点とサーブ権が与えられます。サーブ側のチームはどこに立ってもよく、サーブが打たれた後は全員がどこへでも動けます。 (FIVB 2025–2028年版、ルール7.4–7.5)
アメリカに関する注記: USA Volleyball、高校(NFHS)、NCAA女子のルールでは、サーブが打たれた瞬間に、サーバーを除く両チームの選手がローテーション順に並んでいる必要があります。NCAA男子では2026–27シーズンから、サーバーがサーブ動作を始めた時点で選手は自分のローテーション上のポジションを離れてかまいません。
チームの約束事: このアニメーションでは、トスを上げる目標地点はネット際の中央より少し右で、セッターはサーブが打たれるとすぐそこへ向かいます。目標地点をどこにするか、誰がパスをするか、誰が左右を入れ替わるかは、チームごとに決めることです。
パスが乱れたとき:ラリーが崩れたときを参照してください。 相手の攻撃を守ること(「ブロックとカバー」のフェーズ)と、自チームのアタッカーをカバーすること(「アタックとカバー」のフェーズ)は別物です。ディフェンスとアタックカバーの違いを参照してください。
このページのルールは2026年10月5日に次の資料で確認しました: FIVBオフィシャル・バレーボール・ルール2025–2028、NCAA女子バレーボールのルール、NCAA男子バレーボールのルールと修正規定、USA Volleyballのインドアルール、NFHSのバレーボールルール(ルールブックが無料公開されていないため、オンラインでは未確認)。
6-2のまとめ
- 学習段階
- 6段階中4(普通〜難しい)
- 主なトレードオフ
- 前衛アタッカーは3人だが、セッターが2人必要
- セッターの人数
- 2人(後衛の選手がトス)
- 前衛アタッカー
- 3
- 向いている対象
- 実力のあるセッターが2人いるチーム
2人のセッターは向かい合わせに配置されます。後衛のセッター(S1 または S2、青色で強調)がアタックラインの後ろからネット際まで入り込んでトスを上げるため、前衛の3人全員がヒッターになり、相手のブロックが読みにくい多彩な攻撃が生まれます。多くのチームはリベロ(L、濃い赤で強調)も加えますが、リベロなしで6-2を運用することもできます。
強み
- セッターは常に後衛から入るため、トスのために前衛アタッカーが減りません。
- 専門のミドルとアウトサイド、そしてレセプションを支えるリベロ。
- 決まった守備位置:後衛の各選手が毎ラリー同じゾーンを守ります。
トレードオフ
- 実力のあるセッターが2人必要で、さらに複数のポジションを無理なくこなせる選手も必要です。
- セッターは毎プレー後衛から走り込まなければならず、出遅れるとアタッカーが急がされます。
- 2人のセッターが役割を分担するため、攻撃が各セッターのスタイルによって変わり、アタッカーは2通りのトスのスタイルに合わせなければなりません。
使いどころ
- チームに実力があり入れ替え可能なセッターが2人いるとき。
- 前衛3人のヒッターで多彩かつ欺きのある攻撃をしたいとき。
- レセプションと後衛の守備を支えるリベロを置きたいとき。
- 素早いセッターの入り込み(自分にサーブが来ないと分かったらすぐに、後衛のセッターがネットへ向かう)、テンポやどのアタッカーにトスを集めるかについて2人のセッターの意思がそろっていること、そして入り込みでポジショナルフォールト(位置の反則)を取られないよう、選手が各ローテーションの正しい開始位置を覚えていることで、最もうまく機能します。
深掘り:6-2の仕組みを詳しく見る
各選手の役割
- セッター(S)
- トス、ブロック、ライト攻撃、サーブ、ゾーン1の守備。例外:セッターがゾーン1にいるレセプション(S11、S21)では、前衛のセッターはレフトに残ってレフトから攻撃します
- ミドルブロッカー(MB)
- ミドルブロック、クイック攻撃、サーブ
- アウトサイドヒッター(OH)
- サイドブロック、サイド攻撃、サーブ、レセプション、ゾーン6の守備
- リベロ(L)
- レセプション、ゾーン5の守備。サーブ不可(アメリカに関する注記:NFHS、NCAA女子、USAVでは1つのローテーションでサーブ可)
リベロのポジション
リベロは後衛の守備専門の選手で、ほかの選手と異なる色のユニフォームを着用し、通常の選手交代を使わずにどの後衛の選手とも入れ替わることができます。通常はチームで最も優れたパサーで、セッターが後衛からの入り込みで忙しい6-2によく合います。リベロはサーブもブロックもできず、コート上のどこからでも、ボール全体がネットの上端より高い位置にあるボールをアタックすることもできません。リベロがアタックラインより前から指でトスを上げた場合、そのボールがネットより完全に高い位置にある間は、仲間がアタックすることはできません。このポジションは1998年にFIVBによって導入されました。リベロとそのルールについてさらに詳しく。
よくあるミスと対処法
- セッターの入り込みが遅い:後衛のセッターが出るのが遅れると、アタッカーが急がされます。対処法:自分にサーブが来ないと分かった瞬間に、セッターはネットへ動き出すべきです。
- 入り込み時のポジショナルフォールト(位置の反則):入り込むセッターはサーブの瞬間に正しいローテーション順の位置にいなければなりません。FIVBルール(2025年以降)では、サーブが打たれた時点でローテーション順を守る必要があるのはレシーブ側のチームだけです(アメリカに関する注記:USA Volleyball、高校(NFHS)、NCAA女子のルールでは、サーブが打たれた瞬間に、サーバーを除く両チームがローテーション順を守る必要があります。NCAA男子では2026–27シーズンから、サーバーがサーブ動作を始めた時点で選手は自分のローテーション上のポジションを離れてかまいません)。対処法:各ローテーションの正しい開始位置を覚えましょう。
- リベロの制限を忘れる:リベロはブロックできず、ボール全体がネットより高い位置にあるときはアタックできません。また、リベロがアタックラインより前から指で上げたトスは、ネットより高い位置でアタックすることはできません。対処法:リベロはレセプションと後衛の守備に専念させましょう。
基本守備陣形:6-back
このレベルのほとんどのチームは6-back(ペリメーター)の陣形で守ります。後衛センターは強打に備えて深い位置にとどまり、ブロックに跳ばない選手がフェイントをカバーします。後衛のセッターはゾーン1を守り、ボールがディグ(レシーブ)されてから初めてネットへ向かいます。詳しくは守備システムを参照してください。
他のシステムとの比較
- ミドルブロッカーありの4-2との比較:4-2mは前衛から配球するため(アタッカーは2人)、6-2は後衛から配球してアタッカーを3人保ちます。
- 5-1との比較:5-1は試合を通してセッターが1人です。6-2はその役割を2人で分担するため、セッターは常に後衛の選手ですが、攻撃は各セッターのスタイルによって変わります。
よくある質問
6-2でなぜリベロを使うのですか?
セッターは後衛からネットへ向かうのに忙しいため、リベロ(通常はチームで最も優れたパサー)がレセプションと後衛の守備を引き受けます。リベロを置くかどうかは任意です。
公式のネットの高さとコートの寸法は?
FIVB公式バレーボール規則では、コートは長さ18 m、幅9 mで、ネットによって2つのコートに分けられます。ネットの高さは男子が2.43 m、女子が2.24 mです。センターラインから3 mのアタックラインが、上のコートに示された前衛エリアと後衛エリアを分けています。育成年代のネットはこれより低く設定されています。詳しくは「コートの寸法」を参照してください。