バレーボールのトスの上げ方
トスを上げるには、早めにボールの下へ足を運び、ターゲットに体を向け、額の上で両手で三角形の窓を作ります。ボールを指と指の腹に迎え入れ、脚から腕へと1つのなめらかな動きで上へ、前へ押し出し、両手を同じ瞬間に離します。きれいなトスは、強い手首からではなく、素早い足の運びと、静かで均等なリリースから生まれます。
- コンタクトポイント
- 額の上
- 手の形
- 親指と人差し指で三角形を作る
- 常に反則
- ホールディング(キャッチ):ボールが手の中で止まる
- 2本目のダブルコンタクト
- 反則(FIVB)· アメリカに関する注記:米国の一部のレベルでは認められる
セッターの役割とトスを上げる先の選び方:トスのガイド。
始める前に:手の形を覚える
- 両手を額の上へ上げ、ひじを横に張って、肩幅くらいに開きます。
- 指を広げ、実際より少し大きいボールを持っているように丸めます。
- 親指は眉の方へ向け、人差し指と親指で三角形の窓を作ります。その窓からボールをのぞけるようにします。
- 確認:手の形を保ったまま、パートナーにボールを落としてもらいます。手のひらにパチンと当たらず、ぴったり収まればOKです。
-
三角形の窓
正しい
両手を額の上に、指を広げて丸めます。親指と人さし指で三角形を作り、指の腹で触れます。
-
平らな手のひら
誤り
指が硬く、手のひらで触れているので、ボールが痛かったり音を立てたりします。
ステップ1:早めにボールの下に入る
良いセッターは早く到着し、ボールが来る前に止まっています。
- パスがどこへ行くかを読み、素早いサイドステップやクロスステップで移動します。手だけを伸ばしてはいけません。
- 頭の後ろや体の前ではなく、額の上にボールが落ちてくる位置に入ります。
- コンタクトの前に止まってバランスを取ります。動きながらトスを上げると、ボールが流れます。
ステップ2:ターゲットに体を向ける
- 腰と肩を、ボールを送る方向へ向けます。トスは体が向いている方向へ飛びます。
- セッターはふつう、右足を左足よりやや前にして構えます。こうすると、アウトサイドヒッターがいるコートの左側へ腰が開いた状態を保てます。
- バックトスでは、フロントトスのターゲットの方を向いたまま上背部をわずかに反らし、ボールを頭の上から後ろへ押し上げます。
- 初心者は、フロントトスが安定するまでフロントトスだけを練習し、それからバックトスを加えましょう。
レセプション:セッター(S)はゾーン1から始めます。パサー(P)がターゲットへパスします。
S = セッター、P = パサー、OH = アウトサイドヒッター(ゾーン4)、OP = オポジット(ゾーン2)。
- 早く動きます。パスがターゲット(ゾーン2と3の間、ネットから約1 m)へ上がる間に、セッターはゾーン1からそこへ走り、ボールが来る前に止まります。
- 体を向けます。腰と肩をゾーン4へ向け、右足を左足よりやや前にします。トスは体が向いている方向へ飛びます。
- ゾーン4のアウトサイドヒッターへフロントトス。
- 次のパス:同じフットワークで、セッターは再びゾーン4を向きます。
- ゾーン2へのバックトス:ゾーン4を向いたまま、背中の上部を少し反らせ、ボールを頭の上から後ろへ押し上げます。
ステップ3:手を上げ、ボールを窓に迎え入れる
- 最後の瞬間ではなく、ボールが来る前に両手を上げてトスの形を作ります。
- ボールが額の上へ落ちてくるのを、三角形の窓からのぞいて見ます。
- 手のひらはボールに触れさせません。触れるのは指の腹と指の内側で、主に親指・人差し指・中指です。
- ボールを手の中に少し沈ませ、手首と指でクッションのように受け止めます。
ステップ4:上へ、前へ押し出し、両手を同時に離す
- 脚から腕へと力を伝えるように、1つのなめらかな動きでターゲットへ向けて上へ、前へ押し出します。
- 両手は同じ瞬間にボールを離さなければなりません。不均等なリリースこそ、審判がダブルコンタクトと判断するものです。
- 腕を完全に伸ばし、手はターゲットを指し、親指はやや下向き・外向きにして終えます。
- ボールは回転がほとんど、またはまったくない状態で離れるべきです。回転はたいてい、片手が先に離れたことを意味します。
-
きれいなリリース
正しい
両手が同じ瞬間にボールを離します。回転はほとんど、またはまったくありません。
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ばらばらのリリース
誤り
片方の手が先に離れるので、ボールが回転します。FIVBのルールではダブルコンタクトです。
反則を避ける:ホールディングとダブルコンタクト
ルール 記載したルールブックで定められていること。 チームの約束事 このチームが選んだやり方。ほかのチームは別のやり方を選ぶこともあります。 練習のキーワード 練習用に簡単にした指示。
- ルール: つかむ・投げるは禁止。ボールが手の中で止まったり、投げられたりしてはいけません。ゆっくり運ぶようなトスはホールディング(キャッチ)と呼ばれ、どのルールブックでも反則です。 (FIVB 2025–2028 ルール9.2.2・9.3.3)
- ルール: 2本目のダブルコンタクト:FIVBのルールでは、片手に触れてからもう一方の手に触れたトスは反則です。例外はチームの1回目のコンタクト(例えばレセプション)で、一つの動作の中であれば、ボールが体の異なる部分に続けて触れてもかまいません。 (FIVB 2025–2028 ルール9.2.3・9.2.3.2・9.3.4)
- アメリカに関する注記:米国の一部のルールブックでは、次に味方がボールをプレーすれば2本目のダブルコンタクトが認められるようになりましたが、ボールがネットを越えた場合は反則です。詳しくはレベル別のダブルコンタクトのルールをご覧ください。
- 練習のキーワード: トスの練習では、ダブルコンタクトが認められる場合でも、回転のないきれいなトスを目指しましょう。そのほうがアタッカーが打ちやすくなります。
- セッターのツーアタック(2本目でボールを相手コートへ落とすこと)は、きれいなコンタクトでなければなりません。
よくあるミスと直し方
| 起きること | よくある原因 | 試すこと |
|---|---|---|
| トスが回転し、ダブルコンタクトを取られる | 片手が先に離れている(多くは利き手) | 均等に押すことを意識して壁に向かってトスし、ボールが回転せずに離れているか確認する |
| トスが低い、または短い | 腕だけで上げていて、脚を使っていない | 毎回のトスで脚を曲げて伸ばす |
| トスがネットの方へ流れる | コンタクトが前すぎる、またはネットの方を向いている | ボールの下に入り、腰をターゲットへ向ける |
| ボールが痛い、またはパチンと当たる | 手のひらで触れている、指が硬い | 手の形を大きく柔らかくし、ボールを沈ませる |
| 遅れて手を伸ばしている | 足の到着が遅い | 先にボールへ移動し、それからターゲットへ体を向ける |
練習プラン(15分)
- 直上トス:頭の上約1 mの高さへ、真上に50回トスします。最長の連続回数を数えましょう。
- 壁トス:壁から約1 m離れて立ち、頭より高い位置の1点へ、30回連続でトスします。
- パートナーとのトス:3〜4 m離れて、高く柔らかいトスを交互に上げ合います。
- 動いてトス:パートナーにいろいろな場所へボールを投げてもらい、移動して止まり、ターゲット(ゾーン4に置いたいすやコーン)に体を向けてトスを上げます。
動画で見る:初心者向けトスの基本
動画:YouTubeのElevate Yourself。Learn Volleyはこのチャンネルとは提携していません。
深掘り:手首より脚が大切な理由
指と手首は、ボールをクッションのように受け止めて方向づけるだけです。トスの距離と高さは、脚から始まって腕へと伝わる押し出しから生まれます。初心者が手だけで遠くへトスしようとすると体が硬くなり、ボールが指からはじかれ、たいてい片手が勝ってしまい、それが回転とダブルコンタクトを生みます。脚に仕事をさせれば手はリラックスして均等に保たれ、短いトスでも長いトスでも同じ動作が使えます。
よくある質問
トスでのダブルコンタクトは反則ですか?
ほとんどの国の協会が採用しているFIVBのルールでは、はい。チームの2本目のタッチで、片手に触れてからもう一方の手に触れたトスは反則です。アメリカに関する注記:米国の一部のルールブックでは、次に味方がボールをプレーすれば認められるようになりましたが、ボールがネットを越えた場合は反則です。
ホールディングはダブルコンタクトと同じですか?
いいえ。ホールディング(キャッチ)は、ボールが手の中で止まったり投げられたりすることです。どのルールブックでも反則です。
このページのルールは2026年10月5日に次の資料で確認しました: FIVBオフィシャル・バレーボール・ルール2025–2028。