バレーボールの試合の見方:保護者ガイド
バレーボールの試合を追うには、3つのことに注目しましょう。得点(すべてのラリーで1点が入ります)、ローテーション(チームがサーブ権を取り返すと、選手が時計回りに1つずつ移動します)、そしてラリーが終わった理由を示す審判のハンドシグナルです。この3つがわかれば、どんな試合でも追えるようになり、観客席からもっと楽しめます。
- 1セットの得点
- 25点、2点差が必要
- 最終セット
- 15点、2点差が必要
- コート上の選手
- 1チーム6人
- 1チームの接触回数
- 3回(ブロックは数えません)
- リベロ
- 色の違うユニフォーム、後衛のみ
得点
- すべてのラリーは、どちらかのチームの1点で終わります。これをラリーポイント制といいます。
- ラリーに勝ったチームが、次のサーブも打ちます。
- セットは25点先取で、2点差をつけて勝つ必要があります。最終の第5セットは15点先取です。
- ジュニアの大会では、1日の日程どおりに進めるため、短い試合にすることがあります。たとえば USA Volleyball の1日開催のジュニア大会向けガイドラインでは、21点または25点の2セット制や、25点の3セットマッチ(第3セットは15点)が認められています。お子さんの次の試合がいつ始まるかわかるよう、大会の形式を確認しましょう。
- 各チームは1セットごとに、決められた回数のタイムアウトと選手交代ができます。コーチはタイムアウトを使って、相手の連続得点を止めたり、作戦を修正したりします。
よく耳にする用語
- キル:そのままラリーを決める攻撃。
- サービスエース:直接得点になるサーブ。
- ディグ:強打された攻撃を床に落とさずに拾うこと。
- ブロック:前衛の選手がネット際でジャンプし、相手の攻撃を止めること。
- サイドアウト:レシーブ側のチームがラリーに勝ち、サーブ権を得ること。
ほかの用語はバレーボール用語集をご覧ください。
ローテーションをわかりやすく
6人の選手がゾーン1〜6からスタートします。各コマの数字は、その選手がスタートするゾーンです。
- 相手チームがサーブし、このチームがラリーに勝ちました。サイドアウトです。
- 全員が時計回りに1つずつ移動します:2→1、1→6、6→5、5→4、4→3、3→2。
- いまゾーン1にいる選手がエンドラインの後ろへ下がり、サーブを打ちます。
- 後衛(ゾーン5・6・1)の選手は、アタックラインの上またはそれより前で踏み切った場合、完全にネットより高い位置にあるボールをアタックできません。
- 6人の選手が6つのポジションからスタートします。ポジションには、サーバーの位置(後衛ライト)から反時計回りに1〜6の番号がついています。
- チームが相手からサーブ権を取り返すと、選手は時計回りに1つずつ移動します。後衛ライトの位置に移った選手がサーブを打ちます。
- 後衛の選手は、センターラインから3 mのアタックライン上またはそれより前で踏み切った場合、完全にネットの上端より高い位置にあるボールをアタックすることはできません。
- サーブが打たれる瞬間にローテーション順どおりに並んでいなければならないのは、レシーブ側のチームだけです(2025年からの国際(FIVB)ルール)。サーブ側のチームは自チームのコート内のどこに立ってもかまいません。アメリカに関する注記:USA Volleyball、高校(NFHS)、NCAA女子のルールでは、サーバーを除き、両チームとも順序どおりに並ぶ必要があります。NCAA男子では2026–27シーズンから、サーバーがサーブ動作を始めた時点で選手は自分の位置を離れてかまいません。
さらに詳しく:コートのゾーン、オーバーラップの反則、レセプション・フォーメーション。
リベロ(違うユニフォームの選手)
リベロは、後衛でのみプレーする守備の専門家です。リベロはチームのほかの選手とはっきり色が異なるユニフォームを着ています。これは、審判がリベロの入れ替わりを確認できるようにするためです。リベロは後衛の選手と入れ替わることができ、この入れ替わりは選手交代の回数に数えられません。リベロはブロックができません。また、完全にネットの上端より高い位置にあるボールをアタックすることもできません。国際(FIVB)ルールでは、リベロはサーブを打ちません。アメリカに関する注記:NFHS、NCAA女子、USAVのルールでは、リベロは1つのローテーションでサーブを打つことができます。NCAA男子のルールでは認められていません。
よく見る審判のシグナル
主審はネットの一方の端にある審判台に立ち、副審は反対側の床に立ちます。ラリーが終わると、主審は次にサーブを打つチームを指し示し、続いて反則を示すハンドシグナルを出します。よくある判定には、ボールイン、ボールアウト、ネットタッチ、フォーヒット、ダブルコンタクト、ホールディング、そしてサーブ時のフットフォールトがあります。それぞれの図と説明はハンドシグナルをご覧ください。
線審がいる場合は、ボールがインかアウトかを旗で示します。多くのジュニアの大会では、ほかのチームの選手が線審や記録係を務めます。
観客席での良い保護者になるには
- 両チームの良いプレーに拍手を。相手チームの素晴らしいディグも、素晴らしいディグに変わりはありません。
- 判定は審判に任せる。ジュニアの審判は10代の若者やボランティアであることが多いです。観客席から判定に異議を唱えても判定は変わらず、お子さんにプレッシャーをかけるだけです。
- 観客席から指導しない。選手はラリーの最中に、2通りの指示を処理することはできません。
- コートやベンチに立ち入らない。コーチと話すのは試合の後にしましょう。気持ちが高ぶっているときは、24時間おいて落ち着いてからにしましょう。
- ミスの後こそ前向きに。サーブミスの後には、ため息よりも短い拍手のほうがずっと助けになります。
- お手伝いをする。差し入れを持っていく、頼まれたら記録係をする、チームの片付けを手伝う、などです。
深掘り:選手交代とリベロの入れ替わりの仕組み(試合が止まることがある理由)
選手交代はボールがプレーされていないときにしか行えず、記録係がそれを記録しなければなりません。通常の選手交代はコーチが要求し、スコアシートに記録されます。リベロの入れ替わりは別に記録され、通常の選手交代には数えられません。リベロが試合をほとんど止めることなく何度も出入りしているのはそのためです。チームがローテーション順を間違えると、記録係がそれを指摘し、そのチームは1点を失うことがあります。これも、ボランティアの記録係が大会の前に研修を受ける理由の1つです。
動画:バレーボールの基本ルールを解説
動画:YouTubeのNinh Ly。Learn Volleyはこのチャンネルとは提携していません。
よくある質問
何も問題がないように見えたのに、審判が笛を吹いたのはなぜですか?
よくある理由は、ネットタッチ、ダブルコンタクト、またはサーブ時に選手の位置が間違っていたことです。続いて出されるハンドシグナルを見て、「ハンドシグナル」のページで確認しましょう。
リベロはトスを上げてもよいのですか?
はい。ただし、リベロがアタックラインより前でオーバーハンド(指)でトスを上げた場合、チームメイトはそのボールが完全にネットの上端より高い位置にある間はアタックすることができません。
大会で子どもたちがほかの試合の審判をするのはなぜですか?
多くのジュニアの大会では、チームが自分たちの試合の合間に審判を担当するよう割り当てられます。ルールを学ぶ機会になり、費用を抑えることにもつながります。